フルアルバム「雲間の光」以来、約2年ぶりのリリースとなる新曲は渋谷勇太(ISAFAT、ex-sui sui duck)とのコライト楽曲となる「Chiller, Chiller」。そのMVが本日公開となりました。
キミノオルフェ - Chiller, Chiller [MV]
MV監督はキミノオルフェの作品を手がけるヒカワヒカル氏が担当。楽曲のストーリー、恋人たちの口ゲンカのフレーズ「もういいよ」から始まるちょっとした冷却期間の物語をいかに自然にリスナーに届けるかを検討し、アニメーションMVが紡ぐストーリーラインの中で実写の蟻を溶け込ませる手法に決定しました。
そのアニメーションのためのイラストレーターには韓国人のRing氏を起用。氏の得意とする1990年代〜2000年代の日本のサブカルチャーに対するオマージュやループアニメーションという技法を踏襲しつつも、楽曲が持つ世代感や都会の空気を丁寧に取り込み作品へと落とし込んでくれました。そこにヒカワ氏と、モーションデザインを担当したみさわさくら。氏、3人のZ世代クリエイターが現代の空気感をパッケージしたMVとなりました。
売り言葉に買い言葉のケンカの発端「もういいならもういいよ」という印象的ないうフレーズのバース。そして冷却装置を意味する「Chiller」を重ねて「ちらちら」と相手のことが気になってしまう感情を乗せたフック。リアルでタイトな二人の心の動きのストーリーがさらりと描かれており、観た人に共感を呼び起こす作品です。
◆キミノオルフェからのコメント
MV公開、ファンの皆さんがどんな気持ちで受け取ってくれるのか、早く感想が聞きたいなぁとワクワクしています。
初めてRingさんのイラストを一目見た時にこの方にお願いしたい!と強く思いました。恋人同士の複雑な感情の絡みを描くのがとても上手だなぁと感じたのと、どのイラストを見ても恋人たちから強い愛情が放たれていて、魅了されました。そんなイラストたちが、いつもキミノオルフェのMVを素敵に制作してくれるヒカワヒカルさんの力を借りて素敵なMVとして完成しました。モーションデザインはみさわさくらさん。歌詞の持つ物語をより浮き立たせてくれました。
季節が変わり肌寒くて切ない日々にぴったりの作品です。たくさん受け取ってもらえたら嬉しいです!
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