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9周年記念楽曲「FAKE=REAL」MVを公開

“偽りも、真実も、あなたそのもの。” 愛の二面性を描くスケッチタッチの映像作品が完成

「キミの心に物語を紡ぐ吟遊詩人になる」——そんなテーマで活動を続ける音楽プロジェクト、キミノオルフェが、活動9周年を記念した新曲「FAKE=REAL」のミュージックビデオを、2025年6月4日(水) 20:00に公開いたしました。

本楽曲は、ファンから寄せられた実話エピソードをもとに作詞されたレゲトンバラード。亡き伴侶を忘れられず、現在の恋人と真摯に向き合えない——そんな曖昧な関係性を背景に、それでも「この人と生きていきたい」と願う相手側の視点から描かれた、大きな愛の歌です。

MVでは、イラストレーター・サイトウユウスケ氏によるスケッチ風のタッチで、男女ふたりの記憶や葛藤の軌跡が静かに描かれます。ヒカワヒカル監督が手がけた映像は、無彩色のスケッチが一枚ずつめくられていく構成と、光と色彩に包まれたダンスシーンとが交錯し、楽曲の持つ二面性と希望のメタファーを丁寧に表現しています。

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キミノオルフェ – FAKE=REAL [MV]
https://youtu.be/WKgd8GsyHAY

サウンドプロデュースは、平手友梨奈「イニミニマイニモ」などを手がけるTET$V氏が担当。トップラインはUK在住のBeth Morrison氏が手がけ、作詞は蟻とymtkrの共作。英語詞での歌唱にも挑戦し、グローバル展開を視野に入れた作品となっています。

また、キミノオルフェ・蟻の誕生日である2025年7月15日(火)には、東京・表参道WALL&WALLにて生誕祭ライブの開催も決定。「FAKE=REAL」をはじめ、9周年の節目にふさわしい楽曲群が披露される予定です。ぜひ、キミノオルフェの物語世界を体感しにお越しください。

◆キミノオルフェからのコメント

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この曲は、ファンの方から届いたエピソードをきっかけに生まれました。

「別れ」による深い悲しみを経験した二人が、最初は互いの傷をそっと補い合うように寄り添っていたけれど、やがて「本当の気持ちを向けてもらえていないのでは」と感じてしまう——そんな“すれ違い”の中で、それでも「この人と生きていきたい」と願う気持ちを描いた楽曲です。

MVでは、めくられていくスケッチブックのように、サイトウユウスケさんの繊細なイラストで描かれたふたりの軌跡が静かに展開されていきます。モノクロのスケッチに重なるように、ヒカワヒカル監督の演出が「FAKE」と「REAL」の狭間で揺れる心情をやさしく、でも確かに浮かび上がらせてくれました。

「君がいなきゃ夢を見ない夜みたいね」

この一節は、楽曲の核となる想いです。

それがFAKEなのか、REALなのか。
その答えがまだわからなくても、あなたがそばにいることで、夜に灯りがともり、人生に意味が生まれていく——
そんな感情を込めて、この物語を綴りました。

今回は英語詞にも初めて挑戦しました。
国を越えて、少しでも多くの方にこの歌が届きますように。
ぜひMVとともに、この物語を感じていただけたら嬉しいです。

—— 蟻 (キミノオルフェ)